空港で働く看護師の給料・待遇面
空港内医務室・クリニック勤務の看護師の給料・待遇など
例として、日本医科大学が運営している新東京国際空港クリニックを例として挙げてみましょう。このクリニックの場合、365日24時間体制で運営されています。もちろん、勤務する看護師はシフト制での勤務になりますよ。また、羽田空港国際線旅客ターミナルにある東邦大学が管理するクリニックは、朝9:00から23:00まで運営されています。こちらは24時間体制ではありません。しかし、医師1名、看護師1名、受付事務員1名が常駐しています。
シフト勤務の例として、成田国際空港の医務室(日本大学千葉北総病院が管理)では、朝8:00から16:00まで、16:00から深夜0:30まで、深夜0:00から翌朝8:30まで、16:00から翌朝9:00までといった感じです。以前の求人では給与が22万円以上ということでした。24時間体制の医務室であれば、看護師にも夜勤をする必要がでてきます。ただ、先の東邦大学の例のように終業時間は遅いものの夜勤がないケースもあります。また、365日24時間体制の場合は休日などもシフト制になりますね。
このように、運営する大学によって勤務時間・休日に関することも変わりますし、時代の変化によって、空港の医務室やクリニックは位置付けが変化していくことも十分考えられます。それによって看護師の待遇や給与なども変化していくかもしれません。ですから、ここに書いたことが全てだ!とは思わないで下さいね。
空港検疫官(看護師)の給料・待遇など
空港内医務室やクリニック勤務と異なり、検疫官として採用された場合の看護師は、国家公務員の医療職に該当します。そして、給与に関してはきちんと国で定められています。初任給はおよそ18万円になりますね。ただ、看護師としての経験年数などによって考慮されますので、人によってはもう少し額が上がる場合もあると思います。国立病院などの勤務経験がある方は、初任給レベルではほぼ同じような給与だと理解できるのではないでしょうか。勤務時間は1日7時間45分で、原則として土日祝祭日は休日になります。基本日勤になりますが、空港検疫所ではシフト制の勤務になることは知っておいた方がいいでしょう。
検疫官や空港内医務室・クリニック勤務の看護師は、仕事内容などからも、看護師としてはやや特殊なものになっていることは間違いないようですね。